【日本アルプス全縦走の旅 5日目】2014年9月6日 畑薙大吊橋から茶臼小屋へ (南アルプス)
歩き始めて5日目にしてついに山歩きです。
スカッと晴れ渡った空の下、吊橋を渡り土を踏みました。柔らかい土の感触、ひんやりと冷たい森の空気、湿った草木の匂い…。山を感じさせる全てが嬉しくて楽しくて、ほくそ笑みながら歩きます。
目指すは茶臼岳、がっつり登ります。なかなかの急登で汗もだらだら。
南アルプス縦走11日分の食糧が両肩に重くのしかかりヘロヘロでございました。
しかしながらここは山!この荷物を背負っての舗装路80kmはさながら拷問でしたが、自然を全身に感じながら歩けるのなら、そんなにつらくないのです。
約7時間登り続けて茶臼小屋に到着。テントを張りお散歩へ。
小屋から10分ほど登ると、そこには待ちに待った山の稜線が...。
(↑茶臼小屋のテント場)
この瞬間、稜線に出た瞬間の感動は忘れられません。
太平洋から歩くこと5日間。やっと目にすることができた、どこまでも続く青い稜線。北には聖岳がどっしり構え、中央アルプスもはっきりと見ることができます。頭上には何も遮るものもなく、空と一体化したかのような不思議な感覚。地球!!LOVE地球!!
(↑稜線から聖岳の風景)
風が冷たいので小屋に戻ると本格的なコーヒーマシンを発見。飲む。美味い。ありがとうネスカフェアンバサダー。
この日テント場には私と女性が一人。フルマラソンの大会にも出るという健脚の素敵なお方で、山トークに花が咲きました。そして就寝。